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デジタル一眼の写真を明るくしたい。
でも、露出を上げると画質が下がるって本当?
露出を上げて撮った写真と後から露出補正した写真の差は?
JPEGでの補正とRAWでの補正って、仕上がりどれくらい違うの?
その辺りを比較検証してみました。
露出を上げると画質が下がる?
まず、カメラの露出設定を1.0ずつ変えて3枚の写真を撮ってみました。
どの写真も、後からの補正は何もしていない状態です。
明るい順から①・②・③と番号をふりました。
F値は全て2.8ですが、マニュアル撮影ではないので露出設定を変えるとISO感度は勝手に変わります。
「ISO感度が高くなるほどノイズが出やすくなる」と言われていますが、この3枚のISO感度の違う写真では画質に差があるでしょうか?
拡大してみても、どの写真も画質に大きな差があるようには見えません。
むしろ露出設定-1.0の③は、ISOの数値は低いですが暗さのせいで若干ザラザラしているように見えます。
- ◎ISO数値よりも画面の明るさが大事
JPEGを明るく補正すると画質はどうなる?
次に、②と③の写真を①の明るさに合わせるようにGoogleフォトで露出補正してみます。
①は無加工の写真です。
②は+50露出補正しましたが、明るい部分が白飛びしているし色が鮮やかになってしまい不自然です。
③は+100(最大)まで露出補正しましたが明るくなりませんでした。
拡大して画質を見てみましょう。
やっぱり②と③は無加工の①と比べて不自然で、画質が低下していると言えますね。
- ◎JPEGを補正するより、元から露出を上げて撮影した方が良い。
RAWを明るく補正すると画質はどうなる?
次は②と③のRAWデータをOM Workspaceで露出補正してみます。
RAWの補正すごい。
露出補正して明るくした②と③は、無加工の①と比べても自然です。
ただ、露出設定-1.0で撮った③は元が暗かったので、最大まで露出補正しても①ほどの明るさにすることはできませんでした。
拡大して画質を見てみましょう。
白飛びもしていませんし、色も自然です。
画質の低下はほぼ見られません。
- ◎RAWなら画質低下せずに露出補正できる。
- ◎元が暗すぎると明るく補正するには限界がある。
RAWを暗く補正すると画質はどうなる?
次も同じくRAWデータをOM Workspaceで露出補正します。
今度は逆に露出設定+1.0で撮った①を暗くしてみます。
拡大して画質を見てみましょう。
拡大すると、暗く露出補正した方は暗いのに白飛びしている部分がありちょっとだけ不自然さがあることが分かります。
- ◎RAWは明るい写真を暗くするのはちょっと苦手。
まとめ
◎「露出を上げると画質が低下する」とは限らない
◎RAW編集するならカメラの露出はちょっと暗めでOK
◎JPEGは編集しない
◎AEブラケット撮影機能で露出を変えて複数撮ると安心
いつも写真の明るさが気に入らないとGoogleフォトでちょこっと補正していたのですが、RAW現像と比べてここまで仕上がりが違うとは思いませんでした・・・。
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