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今回は「接写リング」をマクロレンズに取り付けた効果をご紹介します。
接写リングって何?
「中間リング」「エクステンションチューブ」「延長チューブ」など様々な呼ばれ方をしますが同じ物です。
電子接点が付いていてカメラとレンズを繋げられるただの筒であり、レンズなどの光学系は入っていません。
何故これでマクロ撮影が可能なのかというと、レンズと本体の間に挟んで装着するとセンサーとレンズの間の距離(焦点距離)が長くなるからです。
焦点距離が長くなると望遠寄りとなることでセンサーに映る像が大きくなります。
また、焦点距離が長くなると凸レンズの特性によりピントの合う位置が近くなり、本来の最短撮影距離よりも前に出てくることができるようになるため、より拡大して撮影することができるようになります。
装着したmm数だけ最短撮影距離が短くなるということではないです。
マクロレンズもこの凸レンズの特性を利用して作られています。
接写リングのメリットは?
・数千円で手に入れられます。
・クローズアップレンズのように余計な物を間に挟まないため本来の画質を維持したまま拡大撮影できる、とされています。
接写リングのデメリットは?
・長さを延長するほど画面が暗くなります。
・オートフォーカスは使えません。
・マニュアルフォーカスである程度は距離感の調節ができますが装着中は限られた近くの範囲でしかピントが合わずマクロ撮影専用になります。
これが一般的に言われているデメリットです。
マクロレンズ+接写リングの効果を検証!
とりあえずものは試しだということで、接写リング2セット用意しました。
10mmと16mmで1セットです。
全て装着すると52mm延長することができます。
- 使用する機材
- カメラ:OM-5(マイクロフォーサーズ)
- レンズ:M.ZUIKO 60mm(等倍マクロ)
「どのくらい拡大されるのか」だけを検証します。
画質や明るさの参考にはしないでください。
使用するレンズは等倍マクロレンズであり、センサー上に物体の大きさを等倍で映します。
ここからどこまで拡大できるでしょうか。
約10mmずつ延長すると足し算で約0.3ずつ倍率が足されていくようです。
感覚的には約10mmずつ延長すれば最初と同じ比率でどんどん画面が狭まっていきそうな気がしていましたが、この図を見るとそうではないことが分かりますね。
接写リング2セット6000円弱で約2.5倍まで拡大できるなんてオススメ♪と手放しで言いたいところですが、実際に使って分かったデメリットがあります。
↓こちらの記事を一度読んでから納得の上で購入されることをおすすめします。
\ この記事で使用した接写リングを見る /
【参考記事】
価格.com『CANON MP-E65mm F2.8 1-5x マクロフォト 価格比較』
https://kakaku.com/item/10501010060/
価格.com『LAOWA 25mm F2.8 2.5-5x ULTRA MACRO [キヤノン用] 価格比較』
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価格.com『FREEWALKER 20mm F2.0 SUPER MACRO 4-4.5:1 [ニコン用]価格比較』
https://kakaku.com/item/K0000967882/
ランク王『接写リングの使い方を解説|メリット・デメリットや原理も紹介【焦点距離は変わる?】』
https://rank-king.jp/article/8008
フォトアドバイス『マクロレンズと中間リングの違い』