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接写リング(延長チューブ)のデメリット|マクロレンズに装着

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使って分かった接写リングのデメリット

①カメラとレンズの二箇所つけ外しが面倒臭い。

地味に面倒臭いです。

 

②電子接点が合わないことが多い。

一旦電源オフにしてちょっとだけずらしてまたカチャンとはめ直すと直るのですが、ちょっと面倒です・・・。

 

③フレアが出ることがある。

中心にボヤッとした円形のフレアが出ている。

この写真では52mm延長しています。

30mm以上延長するとフレアが出ることがあり、ピントが合わせづらくなります。

画面に付き纏い、まるで白内障のような歯痒さです。

純正のレンズフードを着用しても意味は無いです。



どの道、延長しすぎると撮影距離も縮まって使い勝手が悪いので延長は30mmまでにしとくのがおすすめです。

 

接写リングのフレア改善についての記事はこちら↓

www.pill-bug-info.com

 

④色がおかしくなる

延長しすぎると、赤みや青みが強くなり色褪せたようになります。

光の当て方次第だとは思いますが難しいです。

 

⑤暗くなるので画質が悪くなりがち

この本を撮影してみます。
  • ◯使用する機材
  • カメラ:OM SYSTEM OM-5(マイクロフォーサーズ)
  • レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm  F2.8 Macro(等倍マクロ)
  • 接写リング:Meike mk-p-af3a

 

接写リング使用せず撮影した写真を拡大したものと、接写リング使用(52mm延長)したものを並べてみました。

接写リングを使用すると画面が暗くなるので、そのせいで接写リング使用した方が画質が悪くなってます。

 

でも上手くやればちゃんと撮れる

次は画質が悪くならないように再チャレンジ。

マイクロスコープとコンデジ(TG-6)と比較してみます。

塩の一粒を極限まで大きく高画質で撮影しました。

マイクロスコープの画像のみトリミングをしていません。

それ以外の写真はマイクロスコープで撮れた写真に合わせて同じくらいの大きさにまで拡大トリミングしています。

 

上から3番目は接写リング無しで等倍マクロレンズを使用して撮影した写真です。

ここまでトリミングすると背景がザラザラですね。

 

上から4番目は接写リングを52mm付けて約2.5倍マクロにして撮影した写真です。

この中では一番綺麗に仕上がっているように見えます。

 

◎まとめ

接写リングは光の角度と強さに気をつける必要がある。

接写リングを使ったせいで暗くなってしまうくらいなら、接写リングを使わずに光をしっかり当て撮ったものをトリミングした方がノイズが出なくて綺麗。

 

最後に、接写リングを使って撮影した動画を載せておきます。

とても作例とは呼べないクオリティーですが、アカイボトビムシが可愛いのでご覧ください。

この虫の体長は1〜2mm程度です。

 

52mmで撮影してトリミングしました。

中心にフレアが出て明るくなっていますよね。

また、手持ちなので後から手ぶれ補正加工してもブレッッブレです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ご参考になれば幸いです。

 

↓使用している接写リングはこちら