今回はプロアクティブについて書きます。
プロアクティブは言わずと知れた化粧品メーカーで、ニキビに効果があると言われていますよね。
でも、私はプロアクティブの洗顔料は使いません。
今回はその理由をご紹介します。
私がプロアクティブを使わない理由
私には効果が見られなかった
私自身、プロアクティブを高校生の頃に使っていました。使い始めて1ヶ月ほどはニキビ肌が改善したような気がしたため使い続けましたが結局その後も同じような場所にニキビができ続け、最後はクレーターになってしまいました。
プロアクティブのせいでニキビが悪化したと断言はしませんが、少なくとも私の場合はそうでした。
日本人はサリチル酸に弱い
プロアクティブの主成分のサリチル酸は高い角質溶解・軟化作用や消炎作用があります。
サリチル酸はピーリングにも使用される成分ですが、日本人はサリチル酸ピーリングによる色素沈着が出やすいとも言われています。
使用方法に疑問
公式HPのプロアクティブ洗顔料の使用方法を見ると「1日2回」と書かれています。
プロアクティブ洗顔料に含まれるサリチル酸の濃度は定かではありませんが、日常的に少しずつ角質を溶かし続ける習慣は合わない人には本当に合わないと思います。
推奨していないクリニックがある
横浜のクリニックでニキビとニキビ跡の相談をした際にカウンセラーの方とこんな会話をしました。
カウンセラー「プロアクティブ使ってますか?」
私「昔、使っていました・・・。今は使ってません。」
カウンセラー「そうなんですね・・・。プロアクティブはお肌を薄くしてニキビができやすい弱い肌にしてしまうので、使わないでくださいね。」
当時、色々な美容皮膚科や皮膚科に通って相談していましたが、3つのクリニックで同じような会話をしました。
3つのクリニックはいずれも系列店などではないにも関わらず、同じ質問。
他のサイトがプロアクティブをおすすめする理由
「プロアクティブ」で検索した時にプロアクティブをおすすめしているサイトをいくつか見かけます。
が、そんなサイトにはほぼ必ずプロアクティブのアフィリエイトリンクが掲載されているはずです。
おすすめではなく広告です。
- MEMO
- アフィリエイトとは、インターネット広告の一種。
- 法人運営のサイトだけでなく、個人もブログやSNSを使用して簡単に広告を掲載できます。
- アフィリエイターが掲載した文字リンクやバナー画像を経由して企業のサイトに訪れた人が商品が購入したり行動をすることにより、アフィリエイターに報酬が入ります。
- 化粧品のアフィリエイトで多い報酬価格帯は1,000~2,000円、または売上金額の5~20%と言われています。
- 中には報酬が5,000円ほどの案件もあり、化粧品は比較的高報酬のジャンルと言えます。
ニキビを予防するって書いてある理由
プロアクティブの公式HPには「ニキビを予防する」って書いてあります。
プロアクティブの主成分であるサリチル酸は「有効成分」として厚生労働省に認可されている薬剤です。
有効成分を含んだ製品を作り、厚生労働省に効果や効能の資料を提出し「薬用化粧品」としての承認を得るための申請をします。
製品が薬用化粧品として承認されると、配合された有効成分の効果を商品の効果として表現することができます。
サリチル酸は「ニキビを予防する」と表現することを認められている有効成分のため、プロアクティブの洗顔料は「ニキビを予防する」という表現で広告をすることが可能なのです。
普通の化粧品ではこのようにはっきりと効果を示す表現をすることは禁じられています。
薬機法をざっと頭に入れて「こういう理由でこういう表現になっているんだな」と知っておくと商品選びの参考になりますし、もし薬機法をいくつも違反しているような公式HPを見かけたら「この会社ちょっと胡散臭いな」と気づけます。
- MEMO
- ↓薬機法についてはこのサイトが参考になります。
- 薬機法ガイド - 薬事法広告研究所
ニキビに悩んでいる人に何らかの参考になれば良いな、と思ってこんな記事を書いてみました。
おわり。
【参考記事】
プロアクティブ
α六甲道整骨院 鍼灸院 神戸六甲道漢方堂
その入浴剤、大丈夫ですか? | α六甲道整骨院 鍼灸院 神戸六甲道漢方堂
薬事法ドットコム
薬事法広告研究所
医薬部外品と薬用化粧品における薬機法や標ぼう可能な表現について解説! - 薬事法広告研究所
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/yakuyou_kounou_1.pdf